修理等はすべて自己責任でお願いします。
第1章 外付けHDD逝く。
故障した外付けHDDはバッファロー製 BUFFALO HD-LBF2.0TU2 です。
中のHDDはSeagate製 ST2000DL001 です。
中身のHDDに個体差があるかもしれませんね。私のはSeagate製でした。
外付けHDDにあるあるのお話。
やっちゃいましたね。
12V仕様なのにパソコン用アダプター19Vを突っ込んで故障しました。
入れた瞬間にわかりました・・・プチって聞こえた。
外付けHDDの基盤が壊れた程度と考えていたので
早速、下記のアイテムを購入
接続はこんな感じ
動作確認したが、全くモーターすら動いてない。。
モーター焼けちゃったね。
そんで、試しにHDDを取り除いた外付けHDDの空箱に違うHDD入れて電源入れると
・・・動いてる。電源素通りかよ・・・ヒューズくらい付けとけよ~。
この故障したHDDの中身は大事な家族の写真がすべて入っている。
15年分の家族の写真が入っていた。ただ、直近の5年分だけがバックアップしていなく
10年分は助かっている。
でも直近5年の内容が濃いので非情に残念。
第2章 そして検索へ・・・からのHDD分解練習
国内のブログ等インターネットで調べても19V電源を突っ込んで復旧した事例がない。
怪しい業者のサイトばかり・・・
とりあえず同じ型番のHDDを購入して中身のモーターを交換と思い、
ヤフオク等で探すも見つからずとりあえず出てくるまで放置となった。
その間、ネットで色々と調べてるうちに、とあるブログではモーターは40V
まで耐えれるとか・・・ホントかよと思ったが少しの光が見えた。
また、あるサイトでは基盤を取り替えたら基盤とHDDとの整合性が取れなくなり
取り替えた基盤とHDD両方とも書き換えられて永久的に復旧が困難になるとか。
マジか。
またあるサイトではそれを回避するやり方が載っていたが私としては
難易度が高い半田コテによるチップの取り換え作業だ。
どの道HDDが手に入ってからになるので、試しにいらなくなった使えるHDDを
一度分解して復旧できるか実戦してみたがバラバラにした段階で
中身が精密すぎて大事な読み取り部品を折り曲げたり、ほこりや指紋が
ディスクに付着したり復旧するのはほぼ皆無であることに気づかされた。
この時点でモーター焼けだったら諦めようと思った。
第3章 復活への道
忘れたころに、
ヤフオクにてほぼ同じ品番・型番・ファームがしかも製造年月日も同じHDDが
なんと2台!出品者も同じで速攻入札して2台ゲットしました。
1台3400円でした。正直、いくらでもいいから買ってやるの勢いで
入札しました、到着したのがこちら↓
基盤を取り外してみるとなんか違う。。
基盤のメーカー、チップ?らしき部品の配置も違う。
核となるEEPROMチップも1つは同じ部品がついていたので移植は
このHDD1基盤にしました。HDD2はバックアップ用にしました。
まず、モーターが死んでいないか確認のため画像にあるように紙で絶縁して
新しい基盤とHDDを組み立てました。
合成写真ぽいけど合成ではないです。紙はレシートを切って使いました。
早速先ほど説明したUSB接続ケーブルにて動作確認。
・・・動きました!!モーターは焼けておらず基盤が過電圧による故障と確信
したので早速、例のチップの交換作業となりました。
正直、基盤が違うため間違いなく復活しないと思っていたので
ほとんど写真撮影をしていませんでした。あるだけ写真を載せます。
大事なチップが半田コテの熱で逝かれたら最悪なのでかなり慎重になりました。
作業中、手、震えてましたね。
他のブログの方の手順を参考にしてチップを外し、新しい基盤に乗せ換えました。
あのブログがなければチップの取り外しは無理でしたね。
この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました!
で、USB接続ケーブルを取り付けてPCにつないでスイッチON!
HDDが回転する音、HDD内の磁気アームが動く音・・・
PCから流れる認識音‟トゥルポーン”・・・。
復活!復活しました。しっかりと認識しています。
今回の復旧が一回限りかもしれないし、
いつ半田付けがぺりって剥がれるかもしれないので
HDDがご機嫌ナナメにならない今が勝負だと思い、
もう1台のHDD2を外付けHDDに突っ込みバックアップを開始しました。
バックアップは完了しましたが復活したHDDはいつ不具合が起きるかわからないので
使わずに永久保存版として保管します。
もう二度と誤挿入が起きないように厳重にHDDとアダプタを接続しました。
こんな感じ。
イチかバチかの作業となりますがすべて自己責任作業になりますが
挑戦してみても良いのではないでしょうか。
参考になるかわかりませんが私の外付けHDDは復活しました。
めでたしめでたし。
今回使用した、工具類を参考に載せておきます。
ホームセンターで買えるものばかりです。
正直、目があまりよくないので今話題のハズキルーペが欲しかった。
もしよかったらこちらもご検討してみてはいかがでしょうか。
また、参考になったブログもあわせて勝手にリンク張りましたので詳細等は
確認したほうが良いと思います。かなり参考になりますよ。
参考ブログ① なうなう 様
参考ブログ② BTOパソコン.JP 様
参考ブログ③ HDD分解野郎 様
第4章 HDDの出来事は序章 パソコンの復活
多分、これが故障の原因では?
半年前ですが同じパソコンが2台あり1台が故障しました。
故障した当時はほぼ諦めていました。中身を空けてみましたが基盤の一部が
焼け焦げていました。何の部品かも調べずに諦めていました。
んで、今回の修理で成功したので、
天狗になった私はもしかしたら壊れたパソコン直せるじゃねーって思い
壊れたパソコンと壊れていないパソコンを分解して何の部品が焼けたのか
調べて見てみると、なんと!原因はコンデンサーでした。
同じパソコンがあると発見が早いですね。
どこかに同等のコンデンサー部品がないか確認したところ
今回の過電圧で壊れたHDDの基盤内にあるじゃないですか。
そのコンデンサーが、メチャクチャ小っさい部品、2mmくらい。
取るのも大変でしたが付けるのはもっと大変でした。
・・・取付完了して、電源投入・・・・
起動!また復活!直りました。スゲー。
修理屋だね。セミプロだね。自画自賛だね。
なんだか今回の外付けHDDの誤挿入による故障は、
結果的にパソコンを直すためにHDDが壊れたようにも思える。
なんか不思議。
今回は直ると全く思っていなかった為、パソコン修理の写真はありません・・・
証拠がないけど。まー良いか。
HDD復活のお話は以上です。最後まで見て頂きありがとうございました。
謝辞
参考にさせて頂きましたブログの管理者様、本当にありがとうございました、皆さんのブログがなければ直近過去5年間の写真は二度と出会えることはなかったと思います。大変感謝しております。ありがとうございました。